マテ茶の栄養素その他の成分南米のハーブティラス・マリアス社 |
世界三大ティーコーヒー、お茶、マテ茶世界の代表的なお茶を三つ挙げる場合、同じ茶葉の発酵状態の違いからそれぞれ別のお茶として飲み親しまれている、「イギリスの紅茶」、「中国の烏龍茶」、「日本の緑茶」の三つと言う人もいます。 しかしながら、もう少し広い意味で世界中に広がる三大茶を定義すると、「コーヒー」、「お茶」、「マテ茶」の三つが世界3大ティーとして位置づけられます。この世界3大ティーとはお茶の業界内ではセオリーとして知られています。 マテ茶の原産は、南アメリカ大陸の中東部、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルの三国が隣接する地域です。 イグアスの滝を中心にした地域と言えば、だいたいイメージしていただけると思います。 この辺りの火山溶岩流が風化して出来た鉄分やカルシウムなどのミネラルを豊富に含む赤土の大地と湿潤な気候がマテ茶の木の栽培に最適であると言われております。 マテ茶は、モチノキ科のイレクス・パラグアイエンシスという潅木の葉や茎を摘み、適度のバランスで配合し、乾燥させた、まさに100%天然素材のもので、この土地に長く定住してきたグアラニと呼ばれる先住民族達にとっては、大変貴重な飲み物・食物でした。 マテ茶の歴史1484年、ポルトガルのインド航路開拓に遅れを取ったスペインは、西回りのインド航路を発見すべく、船首を東に向けインドを目指しました。 実際はインドではないこの新大陸を発見し、その後約1世紀の間、あらん限りの金・銀を手に入れたスペイン人征服者達が見つけたもう一つのお宝が、このマテ茶でした。 イエズス会の宣教師達の間に広まったマテ茶の習慣は、次第に一般にも広がり、今やラテンアメリカ諸国の食生活に無くてはならない飲料として位置づけられることになりました。 |